SEKマークとは、繊維製品新機能評価協議会が抗菌防臭加工品について、効果・耐久性・経口毒性・
皮膚刺激性を審査し一定の基準をクリアした加工品に対して、その品質を保証するマークです
汗をかいたとき等に出る嫌な臭いは、私たちの着ている衣服や皮膚に棲息している
細菌が増殖することが原因です。肌着や靴下を着用すると繊維に汗や汚れが付着します。
細菌は、この汗や汚れを栄養源にして増殖していきますが、その時に分解したものが嫌な
臭いの主な原因ということが確かめられています。その増殖を抑制すれば、臭いの発生を防げます。
そこで、繊維製品に抗菌剤を付加して、細菌の増殖を抑える「抗菌防臭加工」が開発されま
した抗菌防臭加工を施した繊維製品に対する表示用語、評価方法、評価基準等を統一
することにより、消費者の混乱を解消し、抗菌防臭加工のより健全な発展と国民生活の
向上に寄与することを目的に、昭和58年、当時の通商産業省の指導のもとで、日本の
知識人や業界各社が中心となって「繊維製品衛生加工協議会」(現在は名称変更され、
社団法人 繊維評価技術協議会)が設立されました。そして、この協議会の基準をパスした製品にのみSEKマークの表示が許諾されます。
このマークは抗菌防臭効果を示し、効果の耐久性、その加工の安全性についても保証するものです。
このマークを取得するためには、公的機関で様々な試験(毒性試験、皮膚刺激試験、洗濯試験等)を受け、クリアしなければなりません。それだけに信用性があります。つまり、JISマークのように安心と信頼性を持った製品であるといえるのです。